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2010年12月 3日 (金)

そっちの方は期待しないで

最近楽天やファストリテーリング等の企業が社内言語を英語に改めたため、これらの会社の社員だけではなく、日本の社会人全体の英語能力が足りないことへの危機感が高まりました。ベルリッツでは企業契約の顧客が著しく増えています。

これはさらに別の顧客層にも影響がありました。

大学生です。

最近会社員の生徒さんの数が増えているのと同時に、大学生の生徒さんの数も増えています。

僕は入学を考えている生徒さんの現段階のレベルを見て、仕事でどのように英語を使わないといけないのか、仕事のためでないならなぜ英会話を練習したいのかを聞いたり、どのようなレッスンを受けたいのかを相談する役割を任されているのですが、もちろん大学生が来れば大学生と同じことをします。どうやら将来働ける企業の幅を広げるためにも今のうちから英語を喋るのに慣れていきたいとのこと。・・・えらい。高いTOEICスコアは就活には大事かもしれませんが、いざ働き出したらスコアだけよくて実際喋れないと話にならないし、外資企業なら面接の時点で一発でどのくらい喋れるかわかっちゃいますからね。だから今のうちから会話の練習をしようと!えらすぎる!

男女共に最近大学生が多いのですが、一つ興味深い傾向に気づきました。

統計的にベルリッツの門を叩く女子の方が男子より喋る能力に関しては上です。これは大して驚きはしませんが、おもしろいのが、男子大学生は10段階で、レベル2であることが非常に多く、女子はほぼ必ずレベル3以上で、バラバラ。3だったり4だったり6だったり。でも男子はほとんどレベル2。完全なビギナーでもないけど、中級者でもない。大学受験のためにもちゃんと勉強はしたけど、喋る機会はなかったのでこうなったのではないでしょうか。女子の方が若い頃から喋る意欲が多めなんでしょうか。

ベルリッツにはプライベートレッスンと少人数グループレッスンがあるのですが、グループは近いレベルの人が他に申し込んでいないと新しいグループがなかなか作れません。ちょうど近いレベルの人が同時期に申し込んだ際、新たにグループを作るのですが、そうでない場合はまだ人数が二人だけの既存のグループに、上限である三人目として入っていただくことになっています。大学生はプライベートレッスンに比べ値段が低めの少人数グループで申し込む場合が多いのですが、男子はほぼみんなレベルが同じ2なので、グループが組みやすいのです。

先週も新しい男子大学生が来て、レベル2だったので、「ああちょうど大学生だけのレベル2のグループがありますよ。」って話になりました。・・・・・全員男子だけどね

・・・・・ハッ!!!これ男子は女子と一緒のグループになってなんかイイ感じになるとかそういう展開一切望めないじゃないか!!!!!!!!!!

ああぁっ・・・・なんか申し訳ない!!!すまん・・・すまんが現段階のキミの会話力では・・・・女子がいるレベル4のグループに入れてあげることができないんだ!!!!!!!!だがワタシがキミのグループに教師として当たった時には必ず、必ず!!!!女子がいるグループに一刻も早く入れるように道を示すから!!!!

と本人の知らないところで闘志を燃やしています。

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コメント

ロンドンに来てつくづく感じるのは、しゃべれる、しゃべれないの差は、中高時の文法をどれだけ理解しているか否かの差だと思います。私の知る「しゃべれる20代女子」の多くは、学生時代きちんと勉強をしていた人で、ちょっとコツをつかめば、すぐに会話が成立します、不思議と。一方、「なかなかしゃべれない20代女子」は、たいてい基礎文法力が恐ろしく足りません。だから、文法が頭に入っているかどうかが、結局はいちばん大事な気がするんです。
私のように、英語の先生すら本当に英語をしゃべれるのかどうか怪しい時代に教育を受けた者でも、たとえ机上の勉強でも、もう少ししっかり文法を身につけておけば今が違っていたのでは?と日々思うところです。
しばしば、昭和時代の英語教育は「会話の授業がなかった」と非難されますが、たしかに英語をしゃべる方法を学校で学んだことはありませんが、文法をきちんとマスターするには決して悪い環境ではなかったと思います。

I wish I'd studied English hard when I was at school.

ベルリッツの門をたたく学生さんたちは、皆けっこう優秀なんでしょうね・・・。いきなりレベル3とは!!!

投稿: Rika | 2010年12月 5日 (日) 01時04分

文法が頭に入っていないからなかなか喋れない、それはたしかにそうだと思います。

ただ最近思うのは、出来る人と出来ない人、がいるのではなく、学校での教育のスピードよりゆっくり吸収する人が置いてかれてしまう、ということなんだと思います。

英語だけの話ではありませんが、一人一人に学習スピードがあって、例えばある授業のポイントを教えるに当たって、ほんの10分、20分延長して教えるだけで、理解できる生徒の数が飛躍すると思います。

ベルリッツ等のプライベートレッスンでは生徒さんの学習ペースに合わせていくらでもゆっくりできるのですが、大人数の学校教育だと、生徒は1時限内にその日のポイントを理解しなければなりません。でもその授業のポイントを理解するのに必要な時間が、1時限分と誰が決めたのでしょうか?

それができる人はいいですが、できない人にはつらいです。そうやってどんどん差が開いて、苦手意識がつくんじゃないのかなと思います。本当は言語なんて誰でも喋れるものなんだと思います。あきらめずに、自分の学習ペースでコツコツ続ければ。

だからリカさんの言うとおり、会話の授業が無いからでもなく、先生の英語力が足りないせいでもなく、生徒個人の得意不得意の差でもなく、ただ単に「決められた時間内に理解できないとアウト」みたいな世の中のシステムに改善の余地があるんだと思います。

patience is a virtue.

教える側にも、教わる側にも言えることだと思います。

投稿: nostar opus | 2010年12月 6日 (月) 12時09分

ほんと。その通りです(涙)。
クラスが上がり、授業の内容が難しくなって、着いて行くのが大変で泣きそうです。もちろん、何カ月もそのクラスにいる生徒と、新しく上がったばかりの私に差があるのは当然と言えば当然なんですけど……。そんなときいつも思うのは、もう少しテキストを読んだり考えたりする時間があれば、もっと理解できるのに……ということです。正直な話、今の私には文章を読んで、頭の中で理解するための時間がたりません。マンツーマンではないため、授業のスピードが速くて着いていかれないんですよね・・・。

投稿: Rika | 2010年12月10日 (金) 08時28分

おお 文章を読んで理解するってのはあんまり教えたことないです。

んー読む時間が限られてるって場合は、例えば僕の場合TOEFLのテスト取った時なんかは、読んでいるページの各段落の、一番最初の文と最後の文だけばーっと読んだりしました。

英語の文章の特徴で、各段落の頭にその段落の主旨を書き、尻にその段落のまとめを簡単に書く傾向があるので、それだけでも読めば全体の意味はなんとなくわかると思います。で、全体の中にどこになにが書いてあるのかだいたいわかるので、詳しく知りたいところの段落だけしっかり読む。とか・・・

それをやった上で、クラスが終わった後、自分のペースでまた読み直せばいいんじゃないですかね!

投稿: nostar opus | 2010年12月12日 (日) 23時26分

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